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言葉変換『もんじろう』用アイコン 卒業式   

2014年 07月 29日

息子の高校卒業は、引っ越しイベントのゴタゴタのため影が薄かった。

卒業式はリンカーンセンターのエイブリーフィッシャーホールで行われた。
息子はオーケストラの一員としてずっとステージの上で笛を吹いており
私とシャミおは上からそれを見ておりました。

まあ、中学んときの卒業式よりマシだったかな。
わけわからん政治家のスピーチとかなかったから。

息子はAwardを3つ貰った。
全部音楽関係ですが……。
勉強はさっぱりだったが、無事4年で卒業できて希望の大学にも入れたのだからまあヨシとしよう。

息子の友達のジェフリー君は、ありとあらゆるAwardをもらっていた。
奨学金付きのAwardも多数。
結局CUNYにフルライドで進学するらしい。

息子の学友の進学先を聞くと、ブランドにこだわらず実を取る子が多いと実感する。
アメリカの私立大学の学費の高さには、アホらしくて付き合ってられないってことだろう。
Undergraduate にお金をかけず、その先を見越しているのかもしれない。

卒業式の翌々日に息子は日本に行った。
初めての一人旅である。

東京ではマンガ喫茶に泊まり
埼玉にあるフルート工房で楽器の調整をしてもらい
夜行バスで奈良に行って観光し
大阪のマグロ専門店に入り
西日本のばーちゃんちに向かった。

すべて息子の立てた旅程である。
残りの1週間、私の実家でのんべんだらりと暮らしてアメリカに帰国する予定が
台風の影響で飛行機がたぶん飛ばないだろうということになり
帰国が2週間ほどズレこんだ。

土産に私の大好物の柿の種わさび味その他を買ってきてくれた。
ありがたいことである。

およそひと月近く息子が不在だったわけだが
引っ越しや何やかんやで忙しかったこともあり、まったく寂しくなかった。
大学に行っても案外平気なのかもしれない。

今は後手後手にまわってしまった大学のファイナンシャルエイド関係の書類仕事に忙しい。
私がやっていたらとっくに終わっていることも、こればっかりは息子にやらせなければならない。
8月7日が学費納入の〆切りなのに、書類仕事が終わらないせいで、はっきりとした振込金額が分からない、「確定しない」状況にイライラする。

息子の学費関係、次の家のクロージングをすっきりさせ
デモーリションを終わらせたあたりで
ハワイにバケーションに行こうと思う。
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by brook2015 | 2014-07-29 06:25 | その他

言葉変換『もんじろう』用アイコン アパート   

2014年 07月 29日

いま、取りあえずの住み家として賃貸アパートに住んでいる。

リノベーション済みの2ベッドルーム。1階のガーデンアクセス付き。
クローゼット無し(!)。
最寄り駅は前の家の2駅先。

このアパート探しが大変だった。
正直、購入よりもむずかしかった。

取りあえずの住まいだから何でもいいというわけにもいかない。
猫のタビちゃんとユズおを連れていける場所でなくてはならないからだ。
さらにはピアノも一緒に引っ越しするので、1階が望ましい。

何軒も見て回ったが、いいなという物件は俊時に奪われていく。
一度など、ドアを開けた瞬間に「あ、決まりました」と言われたことも。

そして、何なのこの審査の厳しさは。

要求されるものは

1. クレジットスコア 680以上(740以上ってとこもあった)
2. 給与明細3回分
3. 銀行明細3カ月分
4. タックスリターン2年分
5. 勤務先からのリファレンスレター
6. 家賃の40倍の年収
7. フォトID

ワシらがかつて賃貸アパートを借りていたのは20世紀である。
20世紀ではこんな厳しいことは言われず、もっと簡単に部屋を貸してくれとったぞ。

そんで、家賃の40倍の年収って、たとえば2000ドルの部屋を借りるとしたら年収8万ドルである。
若いモンはいったいどうやってニューヨークに部屋を借りているのであろー。

どの不動産屋も同じことを言うので、3軒目ぐらいから上記の書類を全部揃えて物件を見に行くようになった。
デポジットを入れるとき、不動産屋のねーちゃんに耳を揃えて全部出したった。

あなたたちみたいなオーガナイズされたお客さんって見たことない って褒めてくれた。
ザマーミロ!

このアパートは1年リースである。
ハウス暮らしが長かった私らは
この狭さと思い通りにならない感じが我慢ならない。

次の家をある程度リノベーションするまでこのアパートに住もうと考えていたが
次の家が最低限整い次第、出て行きたいと強く思う。

幸い、というべきか、バスルームの天井が水漏れしている。
2階住人がシャワーを使うたびにポタポタと汚水が降ってくる。
入居前に修繕すると大家は言ったが、3週間以上たった現在まだ直していない。

これをタテに3カ月ぐらいで出ていったろー、という計画を立てている。

また引っ越しかと思うとゲンナリだし
猫はさらにヤサグレると思うが
考えることは先へ先へと向かっている。

アパートのあるこのエリアはなかなかおもしろいところで
ロシア、ポーランド、バングラデシュ、インド、中国からの移民が多い。
さらには通りごとに細かくモザイク状に棲み分けがなされており
4筋向こうには南アフリカのコミュニティーがある。

スターバックスの1軒もなく、いわばダサい街である。
でもオーセンティックなバングラデシュ料理の店やおいしいタイレストランがある。

こんな雰囲気のところに住んだことがないので、少しの間だけど楽しんでみようと思っている。
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by brook2015 | 2014-07-29 06:10 | その他

言葉変換『もんじろう』用アイコン 次の家   

2014年 07月 28日

次の家はどないしょーということになったとき。
まず最初に考えたのは息子の進学先の州に引っ越すことだった。
そうすれば大学の学費がIN-STATE扱いで安くなるからである。

で、実際に物件を見に行ったりしたのだが、結局辞めた。
その州は固定資産税が高くて、支払う税金の額を考えると
ニューヨークに留まるのとさほど変わらないということが分かったから。

次に考えたのは、Q区の家。
今住んでいるところよりも価格が安いしチョイスがいっぱいある。

で、実際に足を運んで、結局辞めた。
いろいろと理由はあげられるのだが、一番大きかったのは
どーしてもここに住むのは嫌 って生理的に感じたことかな。

なので今いる地元から少し遠く、ってあたりを探すことにした。

「家」と言ってもいろいろある。
夫婦ふたりなので何でもいいっちゃいいのである。
当初の希望は3ベッドルームぐらいのこじんまりとしたところで
猫が飼えて、できればアウトドアスペースがあり、駅から近く。
そして駐車スペースに困らないこと、であった。

世話になったリアルターは コンド・コープなら何でも買えるで と言い
オメーラは老夫婦なんだから集合住宅で慎ましく暮らしてったらええやん 的な雰囲気出してくる。
それで何軒か見たものの、やはり15年の一戸建て暮らしにすっかりスポイルされている私らは、集合住宅はやめよう、ってことになった。
シャミおは庭にトマトを植えたい。
(庭がないと子猫が産まれないにゃー、などとほざいている)
私は気兼ねせずにDIYをやりたい。

だから、ガレージ付きのこじんまりとした家を探すのだが、これがない。
そもそもシングル・ファミリー・ハウスが少ない。
前の家で大家業は向かないとはっきり分かったので、もう2ファミリーは嫌なのである。

リアルターによると、この地区のハウスは争奪戦で、大体2週間以内に全部売れてしまうのだそうだ。
市場にでる物件は少なく、購入希望者はウジャウジャいる。

友人の友人は、COOPを売って一軒家に買い替えようとしているのだが、とっくにCOOPは売れてキャッシュをたんまり持っているにもかかわらずもう1年も家を買えていない、という。
そんな話をたくさん聞いているので、すばやさが勝負だな とハラをくくった。
私に言わせれば、リアルターが物件を持ってくるのを待っているようでは遅い。
自分で探して、リアルターに儲けさせる、ぐらいの勢いでないと、永遠に次の家なんか買えない。

で、Zillow や Truliaに載る以前の、ローカルな不動産屋のネットリストをこまめにチェックし、リストが上がった瞬間にアポイントを入れる作戦に出た。
それで気に入った物件があったので、速攻オファーを入れ、競合者に競り勝ち、たぶん今週中にクロージング予定である。。
オファーを入れるまでに内見した家は10軒もいっていない。
シャミおも私もイメージが出来上がっており、二人でピンときた家に即決しよう と話はまとまとっていた。
リアルターもあっと驚く素早さで、次の家、決めたった。

当初の予定のこじんまりとした・駅から近くの・ガレージ付き一軒屋は、前の家よりもはるかに大きい・駅からそんなに近くない・ガレージ付きの一軒屋に変わった。

私は腰が悪いので、できることなら平屋が良かったぐらいなのである。
なのに次の家は地上3階地下1階の4storyである。
ベッドルームは5つ。
バスルームも3つ。
夫婦二人暮らしにいくらなんでもこの広さ。

そんなはずではなかったのにこんなデカい家になってしまったのは、ひとえに価格が安かったからである。
こじんまりとした家の方が、はるかに高価格で、手が届くのがなかった。
何故この家が安かったのかというと、ボロかったからである。
前の家は1920年代のシロモノだったが、今度は1899年築である。
ボイラーは元々薪をくべていたのをオイルにしたような年代ものである。
サイディングなど、1940年代のものである。

こんなに広い家なら猫を10匹ぐらい飼わないとな とシャミおが言い放った。
目が本気だった。

絶対嫌です。
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by brook2015 | 2014-07-28 20:27 | その他

言葉変換『もんじろう』用アイコン 15年住んだ家   

2014年 07月 16日

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(家の前にとめたダンプスター。いらない粗大ゴミをばんばん放り込んでいく)




家の売却が終了した。
次に住む家も見つけた。
現在、アパート暮らしをしている。

「おやつ」とは何の関係もないが、ボチボチとその辺りのことを書いておこうかな。

今回売却した家は15年半住んだ。

その前は集合住宅の3階に住んでいて
2歳半となった息子がパタパタと家の中を走り回るたびに階下のゲイカップルから苦情がくるようになり
引っ越しを決意したのだった。

以前にも書いたような気がするが
いつでもお金のないワタクシたちが買った家は、家の斜め前はクラックハウス。
暗くなると通りの角にはドラッグディーラーが立つようなうらぶれた通りの中で売り出されていた同じような3軒の中で、最もボロくて安い物件だった。

しかもその家はリーガル2ファミリーの所を無理くり3ファミリーに違法改造した家で
購入時にはテナントが3家族入っていた。
そのうちの一人のオバハンは犯罪者だったらしく、後々FBIがウチに尋ねてきていろいろ調べていった。

テナントを全員追い出し、イリーガル状態を2ファミリーに直して銀行のモゲージ審査を通し、家中ぶっ壊して自分たちの手でリノベーションした。

そんな環境だったから、校区なんかサイテーである。
同じブロックにある小学校は、第一言語がスペイン語の児童が全体の96%のマンモス校で、学力レベルも学区内で最低ランクだった。
だから息子はその、自宅から歩いて1分の小学校には通わせず、車で20分のマグネットスクールに入れた。
英語も日本語もままならない息子に、もうひと言語増えるのはいくらなんでも無理だった。

家を買うときはスクールランクを見ましょう

っていうのは、アメリカの不動産売買の常識である。
予算の乏しい私らはその常識をぶっちぎるより他なかったのである。

そこに住んで5~6年経ったぐらいからか。
路上駐車の車の種類が変わりはじめた。
今どきどこでこんな車買えるねん 的なオンボロ車展示場のようだった我がストリートに外車が増えはじめ、路上駐車もむずかしくなってきた。
現在ではそのほとんどがBMWやレクサスなどの高級外車である。
隣のローラちゃんちなど、ベンツとトヨタの2台所有だ。
このあたりはガレージのついた家などほとんどない地域で(1920年代の家ですから)
車をとめる場所を探して30分以上ウロウロするのが当たり前になってきた。
それも家を売るひとつの大きな動機となった。

私は元々、金持ちばっかり住んでいるところは嫌いである。
金持ちに限らず ○○ばっかり っていうのが苦手である。
中国人ばっかり とか 共和党員ばっかり とか、そういうのも困る。

この家はあれよあれよという間に周囲のジェントリフィケーションが進んで
ひねくれもんの私らにはすっかり住みにくい街になってしまった。

家を売ることにしたのは息子の学費捻出という理由もあるのだが
自分たちにふさわしい場所に移りたい、という気分も大きかった。

家は速攻売れた。
1度のオープンハウスに75組150人やってきて、10組を超えるオファーがあった。
アスキングプライスに、25万ドル上乗せした額で競り落とされた。
15年前に買った価格自体、25万ドルもかかっていないのである。
恐ろしくてサブイボたちまくりである。

購入したのは4歳と2歳の女の子がいる夫婦。
一番の購入動機は、同じブロックにある小学校に通わせたいからだという。
15年前、息子を通わせるのにためらった、スパニッシュばかりの程度の低い小学校は数年前新しい校長が赴任して大改革が行われ
今や学区で1、2を争う人気校になっていた。

お隣のローラちゃんのお母さんも、その小学校に通わせたいから引っ越してきた、といっていたな。

私らは資産運用の知識などまるでない、普通の貧乏ったらしいオッサンオバハンである。
今回家が高く売れたのはタマタマであり、理由をあげるとしたらニューヨーク市の人口が増えているせいである。
そして私らは往復ビンタを3千発くらうぐらいの税金を払わねばならないし
次の買う家も相当なボロ家に鼻血も出ないぐらいの額を支払わなければならない。

まあここでナンボ愚痴ったところで、私らは儲かったのだから、嫌みな話であろう。

家を引き払うとき、DIYしたキャットゲートも取り払った。
そしたらクロージングのとき キャットゲートがなくなってて残念だよ って言われた。
新しいオーナーは猫を2匹飼っているらしい。

大切に住ませてもらうわね と奥さん。
バラも丁寧に面倒みるからね と言ってくれた。

私らが息子を育てた家で、新たなファミリーが子育てしていくと思うと
とても微笑ましく、手放しても何も惜しくないと感じるのだ。
あの広い庭で小さな女の子が二人走り回っている姿が目に浮かぶ。

あの家を一番必要としている家族に引き渡せて良かったな、と思う。
投資目的のギラついたオヤジになんか売りたくなかったから。

子育てを終えた私たちは、よりこじんまりとした次の住処を探す予定だった。
ところが。
(続く)
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by brook2015 | 2014-07-16 01:00 | その他